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ORACLE MASTER Silver DBAの出題範囲と頻出テーマ・対策ガイド(1Z0-082)

ORACLE MASTER Silver DBA(試験番号1Z0-082)は、Oracleデータベースの運用管理とSQLの両方を扱うデータベース管理者向けの試験です。インスタンスや表領域といったDBA系の管理知識に加えて、SELECTや結合などSQLの知識もあわせて問われるため、まず出題範囲の全体像をつかんでから単元ごとに固めていくのが効率的です。このページでは、対策アプリ「DBAドリル300 - Silver DBA対応」の全15単元(300問)の構成に沿って、出題範囲と頻出・つまずきポイントを整理します。

試験形式

試験名ORACLE MASTER Silver DBA
試験番号1Z0-082
問題数72問
試験時間120分
合格ライン60%

アプリの模擬試験もこの形式(72問・120分・合格ライン60%)を想定して収録しています。

出題範囲の全体像(全15単元)

アプリでは出題範囲を次の15単元に分け、各単元20問ずつ収録しています。前半9単元がDBA系(運用管理)、後半6単元がSQL系です。カッコ内の「模試配分」は、アプリの模擬試験(72問)を組み立てる際の各単元の出題数で、本試験の配分を示すものではありません。

  1. 01 Oracleアーキテクチャ模試配分5問
    インスタンス(SGA+バックグラウンドプロセス)とデータベース(物理ファイル)の区別、SGA各領域とPGA、DBWn・LGWRなどのプロセスの役割、論理・物理記憶構造、CDB/PDBの基礎。
  2. 02 インスタンス管理模試配分5問
    NOMOUNT→MOUNT→OPENの起動段階と停止4モード、SPFILE/PFILE、ALTER SYSTEMのSCOPE句、データディクショナリとV$ビューの違い、ADRとアラートログ。
  3. 03 ユーザー・ロール・権限模試配分4問
    CREATE USERと認証方法3種、QUOTA、プロファイル(パスワード制限・リソース制限)、システム権限とオブジェクト権限の対比、ロールとデフォルトロール、権限確認ビュー。
  4. 04 表領域とデータファイル模試配分5問
    永続・一時・UNDO表領域の作成構文、smallfileとbigfile、拡張3パターン、READ ONLY/OFFLINEの状態変更、DROP TABLESPACE、OMFとオンラインデータファイル移動。
  5. 05 ストレージ管理模試配分4問
    セグメントのタイプ、遅延セグメント作成、セグメント縮小(SHRINK SPACE)、再開可能領域割当て、表圧縮(BASIC/ADVANCED)、ASSMとPCTFREE、HWM。
  6. 06 UNDO管理模試配分4問
    UNDOデータの用途3つ(ロールバック・読み取り一貫性・フラッシュバック問合せ)、UNDOとREDOの対比、自動UNDO管理のパラメータ、UNDO_RETENTIONと保証、ORA-01555、一時UNDO。
  7. 07 データの移動模試配分4問
    Data Pump(expdp/impdp)・SQL*Loader・外部表の使い分け、ダイレクトパスロード、ディレクトリオブジェクト。
  8. 08 Oracle Net Services模試配分5問
    リスナーの役割と静的/動的登録、lsnrctlコマンド、ネーミングメソッド3種、接続記述子の構造、専用サーバーと共有サーバー、データベースリンク、接続エラーの切り分け。
  9. 09 管理ツール模試配分4問
    DBCA・EM Cloud Control・EM Database Express・SQL Developer・SQL*Plusの役割の使い分け、SYSDBA接続と起動停止。
  10. 10 SELECT基本と単一行関数模試配分5問
    引用符3種の使い分け、NULLの挙動、文字関数(SUBSTR・INSTR・TRIMなど)、数値関数(ROUND・TRUNC・MOD)、日付演算とMONTHS_BETWEEN/ADD_MONTHS。
  11. 11 変換関数と条件式模試配分5問
    NVL・NVL2・NULLIF・COALESCEの対比、暗黙的データ型変換、TO_CHAR/TO_NUMBER/TO_DATEの書式モデル、CASE式とDECODE関数。
  12. 12 結合模試配分5問
    内部結合・外部結合・自己結合・非等価結合とデカルト積、NATURAL JOIN/USING/ONの使い分け、(+)構文、ON句とWHERE句で結果が変わるパターン。
  13. 13 集合演算子と副問合せ模試配分6問
    UNION/UNION ALL/INTERSECT/MINUS、列数・データ型の一致ルール、ORDER BYの位置、単一行/複数行副問合せ、ANY/ALL、NOT INとNULLの関係。
  14. 14 DML・トランザクション・DDL模試配分5問
    INSERT/UPDATE/DELETEのルール、DELETE・TRUNCATE・DROPの対比、トランザクションの開始と終了、SAVEPOINT、読み取り一貫性、NUMBER(p,s)、CTAS。
  15. 15 スキーマオブジェクト模試配分6問
    ビュー経由DMLの可否、WITH CHECK OPTIONとWITH READ ONLY、順序(シーケンス)、シノニム、索引、制約5種、グローバル一時表、タイムゾーン関数とINTERVAL。

頻出・つまずきポイント8選

アプリの要点まとめから、対比や混同で間違えやすいテーマを8つ選んで紹介します。模擬試験での配分が大きい単元を中心に選んでいます。

1. 起動段階と「読むファイル」の対応(インスタンス管理) 起動はSHUTDOWN→NOMOUNT→MOUNT→OPENの順に進み、段階ごとに読むファイルが決まっています。NOMOUNTで初期化パラメータファイルを読んでインスタンスを起動(SGA割当て+バックグラウンドプロセス起動)、MOUNTで制御ファイルを読み、OPENでデータファイルとオンラインREDOログをオープンして一般ユーザーが接続可能になります。「NOMOUNT=パラメータファイル、MOUNT=制御ファイル、OPEN=データファイル+REDOログ」の対応をそのまま覚えるのが近道です。各段階で「できること」(NOMOUNTでDB作成、MOUNTで全体リカバリなど)もセットで問われます。
2. SGAとPGAの取り違え(Oracleアーキテクチャ) SGAはインスタンスに1つで全セッション共有、PGAはサーバープロセスごとに1つの非共有領域です。ひっかけの定番は「ソート領域はSGA」(誤り。ソート領域・ハッシュ結合の作業領域はPGA)と「解析済みSQLはPGA」(誤り。解析済みSQLと実行計画は共有プールのライブラリキャッシュ)。「共有するものはSGA、セッション専用はPGA」という軸で選択肢を仕分けると迷いません。
3. READ ONLY表領域でもDROP TABLEはできる(表領域とデータファイル) READ ONLYの表領域ではSELECTは可能でINSERT/UPDATE/DELETEは不可ですが、「DROP TABLEはできる」のが定番のひっかけです。DROPで更新されるのはデータディクショナリ(SYSTEM表領域側)だからです。一方OFFLINEにすると読み取りも含めて一切アクセスできなくなります。なおSYSTEM表領域はREAD ONLYにもOFFLINEにもできません。
4. リスナー停止と既存セッション(Oracle Net Services) リスナーはクライアントの初期接続要求を受けてサーバープロセスに引き渡す「受付係」で、接続確立後は一切関与しません。したがってリスナーを停止しても既存セッションは切れず、新規接続だけが失敗します(ORA-12541)。リスナーとインスタンスは独立していて、片方の起動・停止はもう片方に影響しない、という関係も頻出です。
5. NVLとCOALESCEの型エラーの差(変換関数と条件式) NUMBER列に文字列を組み合わせたときの挙動が異なります。NVL(number_col, 'abc')は第1引数の型(NUMBER)への暗黙変換を「試みて失敗」しORA-01722、'99'のように数値に変換できる文字列なら成功します。一方COALESCE(number_col, 'abc')は暗黙変換を一切行わず、型混在で即ORA-00932になります。文字列を返したいときはCOALESCE(TO_CHAR(number_col), 'なし')のようにTO_CHARで型を揃えてから渡すのが定石です。
6. NATURAL JOIN/USING/ONの規則の「逆転」(結合) NATURAL JOINは同名の列すべてで自動的に等価結合し、同名列が1つもなければエラーではなくデカルト積になります(ひっかけの定番)。さらに列修飾の規則が構文で逆転します。NATURAL JOINやUSINGの結合列は修飾を付けるとエラー(ORA-25155/ORA-25154)、逆にON句の結合で両方の表にある列名は修飾しないとエラー(ORA-00918)。「NATURAL/USINGの結合列は裸で書く、ONの共通列は必ず修飾する」と対で覚えます。
7. NOT INとNULLの罠(集合演算子と副問合せ) NOT INは「<> AND <> AND ...」と等価なので、副問合せの結果にNULLが1つでも含まれると全行が真になれず、結果は0行になります(エラーにはなりません)。INは「= OR = OR ...」なのでNULLが混ざっても影響を受けません。対処は副問合せにWHERE 列 IS NOT NULLを付けるか、NOT EXISTSへの書き換え。なお副問合せが0行(空集合)のときのNOT INは逆に全行返るので、「NULL入り」と「空」を混同しないことが重要です。
8. WITH CHECK OPTIONとWITH READ ONLY(スキーマオブジェクト) WITH CHECK OPTIONはビューの定義条件に違反する行を作るINSERT/UPDATEを禁止し(違反時ORA-01402)、WITH READ ONLYは全DMLを禁止します(違反時ORA-42399)。どちらも制約するのは「そのビューを介した」操作だけで、基礎表への直接DMLは自由、SELECTはどちらでも可能です。CHECK OPTION付きでも条件の範囲内のDMLは実行できる(読取り専用になるわけではない)点と、エラー番号の対応がひっかけに使われます。

サンプル問題(アプリ収録問題から3問)

アプリに収録している第1単元「Oracleアーキテクチャ」から3問を掲載します。無料Web体験版では同じ単元の別の10問を解けます。

バックグラウンドプロセス(CKPT)
チェックポイント・プロセス(CKPT)の役割として正しいものはどれですか。
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正解: B CKPTはチェックポイントの発生をDBWnに通知し、チェックポイント位置(SCN)を制御ファイルとデータファイルのヘッダーに記録する。データブロックそのものを書き込むのはDBWnであり、CKPT自身は書かない(A誤り)。アーカイブはARCnの役割(C誤り)。「CKPTは記録係、実際に書くのはDBWn」と覚える。
論理記憶構造
Oracleデータベースの論理記憶構造を大きいものから順に並べたものとして正しいものはどれですか。
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正解: A 論理記憶構造は大きい順に「表領域 ⊃ セグメント ⊃ エクステント ⊃ データブロック」の階層になる。表領域は1つ以上のセグメント(表や索引など)を含み、セグメントは1つ以上のエクステントから、エクステントは連続した複数のデータブロックから構成される。Dは小さい順であり、「大きい順」という問いの向きに注意する。
制御ファイル
制御ファイルに格納される情報として正しいものはどれですか。
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正解: D 制御ファイルはデータベースの構成情報を記録する小さなバイナリファイルで、データベース名、データファイルやオンラインREDOログファイルの名前と位置、チェックポイント情報、バックアップ情報などを保持する。インスタンスがデータベースをマウントする際に読み込まれる。Aはパラメータファイル、Bはデータファイル、Cは共有プール(メモリ)に保持される情報である。

学習の進め方

アプリの機能に沿った進め方の一例です。

  1. 単元別で一巡する — 全15単元を順に20問ずつ解き、解説を読みながら全体像をつかみます。DBA系とSQL系のどちらが弱いかもここで見えてきます。
  2. 「間違いのみ」で復習する — 間違えた問題だけを解き直して、あやふやな対比(UNDOとREDO、SGAとPGAなど)を潰します。
  3. 番号指定でピンポイントに戻る — 気になる問題を番号で指定して解き直し、覚え直した知識を確認します。
  4. 模擬試験で仕上げる — 本試験の形式(72問・120分・合格ライン60%)を想定した模擬試験で時間配分を確認し、弱点分析で弱い単元が見つかったら単元別に戻ります。

まずは無料で10問体験

第1単元「Oracleアーキテクチャ」から10問を、登録不要・無料でブラウザのまま解けます。アプリ版は全15単元×20問=300問(完全オリジナル)に加えて、模擬試験・要点まとめ・弱点分析を収録。完全オフライン・登録不要・広告なしの買い切り¥1,000です。検証可能な問題は実際のOracle Database上で実行検証済みです。

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