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ORACLE MASTER Bronze DBAの出題範囲と頻出テーマ・対策ガイド(1Z0-085)

ORACLE MASTER Bronze DBA(試験番号1Z0-085)は、Oracle Databaseの管理(DBA)の基礎を問う試験です。DBAの責務である可用性・パフォーマンス・セキュリティの維持から、「インスタンス=メモリ+プロセス、データベース=ファイル」というアーキテクチャの理解、SQLの基礎、バックアップ・リカバリの考え方まで、データベースを安定して動かすための基礎概念が幅広く問われます。本ページでは、対策アプリ「DBAドリル300 - Bronze DBA対応」(全15単元・300問)の収録内容をもとに、出題範囲の全体像と頻出のつまずきポイントを整理します。

試験形式

試験名ORACLE MASTER Bronze DBA
試験番号1Z0-085
出題数70問
試験時間120分
合格ライン65%

アプリの模擬試験もこの形式(70問・120分・合格ライン65%)を想定して収録しています。

出題範囲の全体像(全15単元)

アプリ「DBAドリル300 - Bronze DBA対応」では、出題範囲を次の15単元(各20問)に分けて収録しています。「模試」列は、アプリの模擬試験(70問)で各単元から出題する問題数です。

単元主な内容模試
1. DBA業務の概要と役割DBAの責務(可用性・パフォーマンス・セキュリティ)と開発者との役割分担。「インスタンス=メモリ+プロセス、データベース=ファイル」の対比、CDB/PDB、エディションの違い。4問
2. リレーショナルモデルと正規化表・行・列の基本、主キー・一意キー・外部キーの対比、第1〜第3正規形、ER図のカーディナリティ、VARCHAR2/CHAR/NUMBERなどデータ型の使い分け。4問
3. SQL基礎(問い合わせ)句の評価順序(FROM→WHERE→GROUP BY→HAVING→SELECT→ORDER BY)、結合の種類、集計関数とNULLの扱い、副問合せ、集合演算子。5問
4. DMLとトランザクション制御INSERT/UPDATE/DELETE/MERGE、COMMIT・ROLLBACK・SAVEPOINT、DDLの暗黙コミット、読み取り一貫性、ロックとデッドロック、TRUNCATEとDELETEの違い。5問
5. DDLとスキーマオブジェクトCREATE/ALTER/DROP、5種類の制約、ビューの更新可能性、索引が自動作成される条件、順序・シノニム、リサイクルビン。5問
6. インスタンスのメモリ構造SGA(共有プール・データベースバッファキャッシュ・REDOログバッファなど)とPGAの対比、UGAの位置、MEMORY_TARGET/SGA_TARGET/PGA_AGGREGATE_TARGETによる自動メモリ管理。6問
7. バックグラウンドプロセスDBWn・LGWR・CKPT・SMON・PMON・ARCnなど各プロセスの役割と書き込みのきっかけ。先行書き込みの原則(COMMIT時に待つのはLGWRだけ)。5問
8. データベースの物理ファイル制御ファイル・データファイル・オンラインREDOログの3種類の必須ファイル、制御ファイルの多重化、ARCHIVELOGモード、PFILE/SPFILEとSCOPE句。5問
9. 表領域とセグメントデータベース>表領域>セグメント>エクステント>データブロックの階層、SYSTEM/SYSAUX/UNDO/一時表領域の用途、AUTOEXTEND、ONLINE/OFFLINE/READ ONLYの状態。5問
10. 管理ツールSQL*Plus・SQL Developer・Enterprise Manager・DBCA・NETCA・RMAN・Data Pumpの役割分担と使い分け。4問
11. 起動・停止と接続構成STARTUPの3段階(NOMOUNT/MOUNT/OPEN)と各段階で読み込まれるファイル、SHUTDOWNの4種類、リスナー、tnsnames.ora、EasyConnect。5問
12. ユーザーと権限の基礎CREATE USER文の既定値、システム権限とオブジェクト権限、WITH ADMIN OPTION/WITH GRANT OPTIONの違い、ロール、プロファイル、認証方式。5問
13. バックアップとリカバリの基礎ARCHIVELOG/NOARCHIVELOGモード、コールド/ホットバックアップ、RMANの位置づけ、完全リカバリと不完全リカバリ(PITR)、フラッシュバックとFRA。5問
14. 監視と自動メンテナンスアラートログとトレースファイル、ADR、動的パフォーマンスビュー(V$)とデータディクショナリビューの違い、AWR/ADDM、自動メンテナンスタスク、オプティマイザ統計。4問
15. 総合シナリオ「この障害でどのファイルが必要か」「起動はどの段階で止まるか」など、複数単元の知識を組み合わせて運用判断を下す問題。3問

頻出・つまずきポイント8選

アプリ収録の要点まとめから、混同しやすい対比・ひっかけの定番を8つ選びました。模擬試験で配点の大きい単元を優先しています。

1. SGAとPGAの対比 — ソート領域はどっち?

インスタンスのメモリ構造

SGAはインスタンスに1つで全セッションが共有、PGAはサーバープロセスごとに1つの非共有領域です。「ソート領域はSGA」「解析済みSQLはPGA」が定番のひっかけで、正しくはソート領域はPGA、解析済みSQL文と実行計画は共有プールのライブラリキャッシュに置かれます。さらに、専用サーバー構成ではUGAはPGAに、共有サーバー構成ではSGA内のラージプール(未構成なら共有プール)に確保される、という対比も押さえておきましょう。

2. COMMIT時に待つのはLGWRだけ

バックグラウンドプロセス

COMMIT発行時にOracleが待つのは、LGWRによるREDOログバッファのディスク書き込み完了だけです。DBWnによるデータブロックの書き込み完了は待ちません(先行書き込みの原則)。REDOが先にディスクにあれば、障害時もロールフォワードで変更を復元できるためです。「DBWnもCOMMITのたびに書き込む」は誤り。また、CKPTはチェックポイント情報をヘッダーに記録するだけで、ブロックを書くのはあくまでDBWnという役割分担も取り違えやすいポイントです。

3. TRUNCATEとDELETEの違い

DMLとトランザクション制御

DELETEはDMLで、COMMIT前ならROLLBACKで取り消せ、WHERE句で一部の行だけ削除できます。TRUNCATEはDDLで、暗黙コミットを伴うためROLLBACK不可・常に全行が対象・エクステントを解放し最高水位標(HWM)もリセットされます。「TRUNCATEはDDLなのでROLLBACK不可」「HWMがリセットされる」の2点が最頻出です。両者を「どちらもDML」と丸めて覚えないようにしましょう。

4. DDLの暗黙コミット — ROLLBACKで取り消せない

DMLとトランザクション制御 / DDLとスキーマオブジェクト

CREATE・ALTER・DROP・TRUNCATEなどのDDL文は、実行時にそれまでの未コミットの変更を暗黙的にコミットします。「INSERT(未コミット)→DDL文→ROLLBACK」という順序では、ROLLBACKの時点でINSERTはすでに確定済みで、取り消す対象が残っていません。DDLが未コミットのDMLを「取り消す」のではなく、逆に「確定させてしまう」点がひっかけの定番です。

5. STARTUPの3段階 — どのファイルが読めないとどこで止まるか

起動・停止と接続構成

起動はNOMOUNT→MOUNT→OPENの順に進み、初期化パラメータファイル→制御ファイル→データファイル・オンラインREDOログの順で読み込まれます。制御ファイルが1つも見つからなければNOMOUNTからMOUNTへ進めず、データファイルの破損はMOUNTからOPENへの移行で問題になります。「読み込む順番の後ろのファイルほど、後の段階で問題になる」という対応関係で整理すると、障害切り分けの問題に強くなります。

6. SCOPE=SPFILEは今すぐには効かない

データベースの物理ファイル

SPFILE使用時のALTER SYSTEM文のSCOPE句は、MEMORY=現在のインスタンスのみ即時反映、SPFILE=SPFILEにのみ書き込み(反映は次回起動時)、BOTH(既定)=両方、という違いがあります。「SCOPE=SPFILEは即座に反映される」という反映タイミングのズレが頻出のひっかけです。あわせて「PFILE=テキスト形式/SPFILE=バイナリ形式」を逆に覚えるミスも多いので注意しましょう。

7. WITH ADMIN OPTIONとWITH GRANT OPTIONの非対称

ユーザーと権限の基礎

WITH ADMIN OPTIONは主にシステム権限・ロール、WITH GRANT OPTIONはオブジェクト権限に付けるオプションで、どちらも受け取った側が他者へ再付与できるようになります。違いはREVOKE時の挙動で、GRANT OPTION側は元の付与を取り消すと再付与先まで連鎖して取り消されるのに対し、ADMIN OPTION側は連鎖しません。この非対称な挙動が頻出のひっかけです。

8. ホットバックアップはARCHIVELOGモードが前提

バックアップとリカバリの基礎

稼働中のまま取得するオンライン(ホット)バックアップは、ARCHIVELOGモードが必須で、既定のNOARCHIVELOGモードでは基本的にできません。NOARCHIVELOGモードでは障害時に直近のバックアップ取得時点までしか戻せないのに対し、ARCHIVELOGモードならバックアップ+アーカイブREDOログで障害直前までの完全リカバリが可能になります。「ホットバックアップはNOARCHIVELOGでも可能」が頻出のひっかけです。

サンプル問題(アプリ収録問題から3問)

アプリに収録している問題のうち、第1単元「DBA業務の概要と役割」から3問をそのまま掲載します。

DBAの責務(概要)
Oracle DatabaseにおけるDBA(データベース管理者)の責務として最も適切なものはどれですか。
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正解: D

DBAの責務はデータベースの可用性・パフォーマンス・セキュリティなどを維持し、安定稼働を支えることにある。Aはアプリケーション開発者の役割、Bはエンドユーザーやアナリストの役割、Cは情報システム部門のインフラ担当者の役割であり、いずれもDBAの中心的な責務ではない。「DBAはデータそのものではなく、データベースという仕組みの管理者」と覚える。
データベースの定義
Oracleにおける「データベース」の説明として最も適切なものはどれですか。
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正解: B

Oracleにおける「データベース」はディスク上に存在する物理ファイル(データファイル・制御ファイル・REDOログファイルなど)の集合を指す。Aは「インスタンス」の説明であり、データベースとインスタンスは明確に区別される用語である。Cは解析処理そのもの、Dはリスナーの説明であり、いずれもデータベースの定義とは異なる。
マルチテナントアーキテクチャの位置づけ
Oracle Databaseにおける「マルチテナントアーキテクチャ」の位置づけとして最も適切なものはどれですか。
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正解: D

マルチテナントアーキテクチャは、1つのコンテナデータベース(CDB)に複数のプラガブルデータベース(PDB)を格納し、1つのインスタンスで複数のデータベースをまとめて管理できるようにした構成である。Aはデータモデリング、Bは分散ストレージ、Cはバックアップの世代管理の説明であり、いずれもマルチテナントアーキテクチャそのものの説明ではない。

学習の進め方

アプリ「DBAドリル300 - Bronze DBA対応」の機能に沿った進め方の一例です。

1. 単元別に解く — 全15単元×20問を、単元1から順に解いていきます。全問に「正解の根拠と誤答の理由」の解説が付いているので、正解した問題も解説まで読むと対比の知識が定着します。

2. 間違いのみを復習する — 「間違いのみ」の出題モードで、過去に間違えた問題だけを繰り返し解き直します。

3. 番号指定でやり直す — 気になる問題を番号で指定してピンポイントに解き直せます。要点まとめと往復しながら弱い箇所を潰します。

4. 模擬試験で仕上げる — 本試験の形式(70問・120分・合格ライン65%)を想定した模擬試験に挑戦し、単元別の弱点分析で足りない単元に戻ります。

まずは無料で10問体験

アプリに収録している問題を、登録不要・無料でブラウザから10問体験できます(第1単元から出題)。アプリ版は全15単元×20問=300問、模擬試験、要点まとめ、弱点分析を収録。完全オフライン・登録不要・広告なし・買い切り¥1,000です。検証可能な問題は実際のOracle Database上で実行検証済み(464検証項目)です。

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